インバウンド観光の課題

インバウンド観光の課題

観光客が増えるということは、その観光地域に魅力があるということを意味しているのではないでしょうか。また、旅行消費も増え、基本的に考えれば喜ばしいことばかりなのではないでしょうか。しかし、その地域のキャパ以上の観光客が訪れたり、または、受入れの体制が追いつかないといった場合には、住民の日常生活に大きな影響が発生すると言えるでしょう。旅行の定番ルートである東京、京都、大阪等では、ホテルの稼働率が高止まりをしているため、国内のビジネス出張客が宿泊できないといった状況が生じ、地元の経済界にとってはマイナスの状況とされているようです。世界的に目的地であると評価されている京都市では、もともと日本人旅行者が多い時期でさえも市内の交通渋滞を引き起こし、地域住民の移動に支障が出ていたとされていましたが、これに加え、外国人旅行者の増加による状況の悪化が見られているようです。また、外国人旅行者の増加により、日本人旅行者が減少したのではないかという声も聞かれているようです。更に、近隣住民の了解を得ないまま、自宅を民泊として提供している人が出てきたり、早朝や深夜にキャリーケースを引っ張る音や騒音、ルールを無視したごみ出しというような迷惑行動が問題になっている地域もあるようです。大型客船が到着した港湾付近のショッピングセンターやドラッグストアでは、欠品が相次ぎ、近隣住民が日用品を買うことができなかったりというようなことまで起こっているようです。このような状況を改善していくために、その街のルールを旅行者に知ってもらう取組みなどが始まっているようです。双方が気持ちよく交流できる体制づくりが、今後の課題と言えるのではないでしょうか。

 

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